日創研 経営研究会 特別研修レポート


題名:『企業の永続と経営破綻・「気付きの経営学」』

日時:平成20年9月1日、2日
会場:ホテルイースト21 1階イーストホール
講師:田舞 徳太郎 氏
   日創研経営研究会本部 会長 


500人限定の会場には全国の経営研究会から会場を埋め尽くす人が集まった。
中小企業受難の到来は、昨年の本部会長方針でも述べられているとおりです。
売上高の半減や、原価の高騰や、消費マインドの大幅低下は私の警告以上となり
日創研・経営研究会のメンバーの中にも、事前準備の怠りで対処の遅れが顕著な
会社もたくさんあります。

今回の問題は、バブル崩壊以上の脅威となることを認識し、早急にその対策を
学ぶ為に企画したものです。実際に永続している企業や実績を上げている会社の
成功要因に学び、自然淘汰の法則に飲み込まれないように、逆にこの時代を機会と
とらえて、果敢に挑む企業は増収増益を上げていきます。必ず道はあることを信じて
『ありがとう経営・増益経営』を推進していきましょう。


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消費マインドが冷え込む昨今、日本のGDP(国内総生産)が約600兆円そのうち
個人消費が約6割、数字に直すと約360兆円、最近ではたんす預金が近年に比べ
4割上がっている。
倒産率も昨年比8%も上がる中、その理由として次のものが挙げられる。

1、販売不振
2、放漫経営
3、業界不振
4、労使対立
5、不良債権
6、銀行の貸し渋り


また、企業が駄目になる根因として
1、社長のやる気・熱意が旺盛すぎる(多角経営など)
2、成長ではなく拡大に走る
3、社長・幹部が一枚岩になってない
4、販売力低下
5、ニーズに対応できなかった

などが挙げられる


そこで近年目覚しい成長を遂げる『ニトリ』や天正10年創業で400年以上も
永続される『印傳屋 上原勇七』にから 永続する企業の特質とは何か?
成功要因は何か?をディスカッションを交えながらその共通項を探った。

永続する企業の特徴とは

1、理念と経営のバランスに優れている
   企業の価値創造と資源の活用(人・物・金・時間)のバランスが良い


2、マネジメント能力に優れる
   マネジメントには事業のマネジメント・人と仕事のマネジメント・経営管理の
   マネジメントの3つから構成され3つのマネジメントバランスがいい事で
   永続的な生産性を持つ


3、理念を大切にしておりそれを忠実に守られている
   社員に語り継がれる理念があることも特徴とされ独特の企業文化となっている


4、本業にこだわりを持ち常にイノベーションしている
   不易流行という言葉のとおり変えざるものを持ち続け時代と共に変えることは
   常に革新し続けている


5、マーケティングでお客様に喜ばれ続けている
   会社としてお客様に何で喜ばれているかという価値が明確である


6、新事業には非常に慎重


7、人を非常に大切にしている
   人こそ財産であることの教えを家訓として伝え、家徳としている


8、それぞれの文化を大切にして継承している


9、見た目が質素で無駄が無い


その他にも家柄が厳しくその上、家風が非常に良いことも挙げられます。
まとめると、理念を軸に、本業に徹して、マネジメントを実践して、常に
イノベーションを続け、さらにマーケティング能力を発揮して社員を巻き
込んだ大家族経営で企業の付加価値をスパイラルアップし続ける成長企業である。


縮小不況マーケットが広がる中、我々、中小企業としては単に優れた技術や素材、
ハード面だけに頼らずこだわりを持ち[先義後利]の精神でお客様、従業員、会社の
3社善循環から真の企業価値を創造したくさんのありがとうが溢れる社会創造に
貢献したいものだ。