テーマ【人材育成と今後の企業経営】
                               レポート   広報委員長 佐藤 碩祠

東京特別研修が9月5、6日にホテルイースト21の会場にて全国から630名もの経営研究会の方々が集まり開催されました。

 

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この2日間をとうして学んだ感想は、人材育成の重要性を改めて認識することができ、各講座を通じてのキーワードが実践・実行、継続することにあると感じました。

 

 

まず、はじめに立命館アジア太平洋大学教授 鈴木勘一郎氏からは、中小企業と大企業のアンケートから感じられた事と、理念経営とエンパワーメントについてご講義頂きました。
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理念経営に重要なことは、いかに理念を創ってから、全社員で浸透させようと活動するかだとお話し頂きました。
エンパワーメントの大事なポイントは①価値を理解(理念浸透) ②成長機会を活用(支援活動) ③やりがいを自覚(目標達成)する事であり、持続していくには学習する組織作りが必要であるとご教授頂きました。

 

 

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田舞代表からは、「中小企業の経営者はもっと幸せにならなければいけない、そのためには人材育成が必要である。理念、ビジョン、モチベーション、社長力、目的意識の浸透活動が重要である。ここに来ているみなさんはその想いはある。想いはあるが不足している所もある。社長が自ら自分創りに勤しむ事が重要である。経営者の器以上の会社にはならない。トップ・リーダーが成長すると幹部・社員が成長する。」これが人材育成のキーポイントであるとお話し頂き、何故人材育成をする必要があるのかを、6項目に分けてご講義いただきました。

 


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続いて何故、人が育たないのかを7項目で解りやすくご講義頂きましたが、一番心に響いたのが「トップの念いが浅い。社員さんの命を預かっているという深い念いを持ち、それが社員さんに通じたら人は育つ。人間に対しての深い愛=念いがないと教育はできない。」
それについて事例を交えて丁寧に解りやすくご講義いただきました。

まさに経営者の使命・責任を思い返した気持ちになりました。経営者の念いの深さが、そのまま会社の業績に現れるのではと感じた得た次第です。

 

 

次に「わが社の人材育成と企業理念」をテーマに今別府産業株式会社 代表取締役社長  今別府英樹氏より、どのように人材育成に取り組み、実践されているかをご講義頂きました。

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理念は「環境(まち)創り、人財(ひと)創り」 そしてビジョン、社是、精神についても丁寧に解説していただきましたが、一つ一つの意味合いがとてもスムーズにマッチングしており、理念の力、凄さを感じ得ることができました。

人財育成の信条は・率先垂範・切磋琢磨であるとおっしゃられていましたが、実際に会社で行なっている事例を丁寧にお話しいただくその内容には、随所にその信条が一貫しておられます。
今別府社長の人材育成のポイントは、
人財創り=時間×量×質である
・ 時間→やり続ける 
・ 量(投入時間、人数)を掛けると面積になる→どのくらいの面積を創るか
・ 質は深さ(念い)→研修前後の面談など、社員さんの気持ちも聞いてあげる。
それによる立体の大きさが、今別府産業様の人材育成の成果であり、好業績を表しているのであります。


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表彰制度、社員さんの誕生日の祝い、社長を囲む会など具体的に取り組み方をお教え頂きました。どれも社員さん一人一人に光をあて、認める、社風を創る、教育することであり、まさに企業理念に基づく人材育成を実践、継続されておられます。今別府社長の熱弁を聞き入って思うことは、やはり社長、経営者は学び続けること。そして実践し継続すること。時間×量×質の値を継続することにより伸ばす行動をしようと強く感じ得ることができました。

 

続いて田舞代表から人財育成4つの視点についてのご講義がありました。
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続いて田舞代表から人財育成4つの視点についてのご講義がありました。
① 教育法(やるべき仕事の意味をはっきりさせる)
3つの教育法
1、 コンセプチュアルスキル・・・理念と戦略(戦略的スキル)
2、 ヒューマンスキル   ・・・人間関係(対人関係能力)
3、 テクニカルスキル   ・・・技術能力(基本的な現場のOJT)
② 共育法(どんな事を学べばいいかを指針を与える)
女性、経験が浅いスタッフ
③ 強育法(どのような方法で学ぶのかを教える)
幹部・・・無理をさせる
④ 競育法
この4つを「人によって法をとけ」と教えて頂きました。


○ パネルディスカッション
事例発表 「人材育成と企業業績の因果関係を探る」
コーディネーター 田舞代表
パネラー     京極盛氏、飯田祐里華氏、島之江利継氏、畑中直氏、高橋勇氏


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それぞれのパネラーの企業様は人材育成と企業業績の因果関係は必ずあるとお話し頂き、各企業での人財育成の取り組み方をディスカッションしていただきました。
・ 経営者が学ばないと誰が学ぶ
・ 人は国の宝である。社員さんは国の宝。国の宝を磨いている。
・ 徹底してやり続けるから成果がでる。
・ 自らの念いを伝えきる。
・ 社員さんの目線で伝える。
・ 自ら率先垂範をする。
・ 幹部が現場の社員さんを育てる。
・ 幹部教育をやり続ける。
などなど、たくさんの事例から田舞代表が深く掘り下げながら多くの学びを得ることができました。

 

○ 参加者とのディスカッション
テーマ「今後の企業経営と人財育成」
コーディネーター 田舞代表
パネラー    影山良康氏、伊藤慎太郎氏、新戸部八州男氏、黒田敏裕氏、上田裕康氏

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それぞれの業界で5年後、10年後の動向を見据え、戦略的観点から人財育成のヒントをディスカッションしていただきました。
・ マーケットの減少
・ 流通予測
・ ライバルから見た自社の強みを活かす。
・ お客様にありがとうを言ってもらえる仕組み創り
・ チームで成果を上げる(リーダーの育成)
海外進出についての話しも出ておりましたが、10年後の人口動向を見据えた計画を立て、人財育成を実践していく必要性を強く感じました。

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まとめには田舞代表から本部会長方針の発表がありました。
「ありがとう経営・増益経営の実践」
○ 黒字企業80%以上を目指して
○ 「ありがとう経営・増益経営の実践」に向けての具体策
○ ありがとう経営とは
○ 今後の中小企業の中長期的な問題と課題


東京特別研修は、ほんとうに来て良かった!とても学びが多かった!です。
ここに書ききれない内容が満載でした。


テーマにあります「人財育成」が企業経営に欠かせなく、必要不可欠であるのは言うまでも無いことですが、発展されているパネラー企業様がどのように取り組まれているか、実際に会社で行なっている事例を交えてのレクチャーは大変参考になりました。

 

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今回惜しくも参加できなかった会員の皆様にも、自社の発展に活かして頂けるよう、是非とも来年はご参加頂けたらと思います!

最後にご準備・運営にご尽力くださいました主管・副主管経営研究会の皆様には、心より感謝申し上げます。
                                        ありがとうございました。

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