平成245月度公開例会は、未来工業株式会社の創業者である、山田昭男取締相談役を
お招きして、「常に考えるユニーク経営」をテーマにご講演頂きました。

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同氏が創業した電設資材メーカー「未来工業」は、「自称日本一の超ドケチ」、
「年間休日日本一」、「残業禁止」、「ホウレンソウ禁止」、「管理しない経営」
など、ユニークな経営手法で知られています。

一見すると、その奇抜な経営手法のみに目が向いてしまいますが、今回のご講演を
聞いて行くうちに、実は、誰よりも社員さんの幸せについて考えている経営者であると
感じました。それは、お話の中で何度も登場した「会社は何のためにあるのか?
それは社員のため」というキーワードが象徴しているように、社員が幸せになれば、
会社も自ずと成長していくことを、ご自身の経営で示されているからです。

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実例として、「働くの気の無い者が働いている会社が良いものを作れる訳がない!」と
断言されたように、社員のやる気はそのまま業績に比例しているのです。また、
「ホウレンソウ禁止」は、上司への報告は必要最小限に留め、自分で考え、自分で判断し
行動する、そうすることにより、業務が速やかに進み、何より自分の考えを実現する楽し
さがある、とおっしゃいました。

このような考えの下で、未来工業株式会社では、パートよりも正規雇用、会社で残業
するよりも人間として自らが成長するための時間確保、違う失敗は
100回してもOK、
といったような、社員のやる気を引き出すユニークな経営を実践されているのです。

業績を上げたいと望むならば、社員さんの幸せを追求して、やる気を引き出す。
やる気が上がれば、上司から指示を出さなくとも、会社から物を与えなくとも、社員さん
自らが考えて行動するようになる。人材を人財に育てる、これが経営者の最も大切な仕事
だとおっしゃっていました。


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次に、会社の業績と景気は関係ないと断言されていました。景気が悪いから業績が
悪いのではない、会社に能力がないから売れないのだと。

世間では「日本は景気が悪い」と言われているが、GDP500兆円もの規模がある。
世界各国を見渡してみてもこれほどの市場はない。日本は依然として景気が良いのだと
おっしゃっていました。業績の悪化を外部環境のせいにせず、自らの会社の能力を上げ
る努力を怠るな、という痛烈なメッセージを頂きました。

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今回500名の定員でしたが、会場も満席となり熱気に包まれました。また、遠く北陸
地方から大学生も参加するなど、参加者からは学ぼうという意欲をひしひしと感じました。
山田講師は、講演後の懇親会にも参加して下さり、最後まで丁寧に参加者の質問に答える
姿が印象的でした。今回の例会に参加して本当に良かったと思います。この学びを明日
から早速自社でも実践していきたいと思います。