2024年6月21日
2月度例会
2021年2月度 経営戦略例会
ニューノーマル時代をチャンスに変える
イノベーションを通じて経営戦略の 重要性を学ぶ
2月例会は、株式会社エクストとマーケティングユニット株式会社の代表取締役 高畑 欽哉氏をお招きし、「コロナ禍のイノベーション」~ヒトの意識と消費パターンの変化をチャンスに変える~をテーマにご講演頂きました。
2月例会スタート!
本日は、
大きくこの六つに分けてお話しいただきました。
我々が考える成長とは時間と共に成長していくという発想であるが、これは従来の発想で、エクスポネンシャル(指数関数的)という考え方では、ある一定まではほとんど変化が起こらないが、ある点(ティッピングポイント)を通り過ぎた途端に急激に成長する収穫加速の法則というものがある。
この法則を例えば通信技術で考えると1837年にモールス信号でき、アナログ電話ができ、インターネットに至るまで140年の時間が掛かったがインターネット登場してからわずか30年で完全にデジタル化され完全に大衆化された。
AIの進化により、シンギュラリティ(技術的特異点)に到達し人知を超える時代が来る。
つまり色んな技術やサービスが一瞬のうちに臨海点を超えて社会に浸透する。変化が起こった時には手遅れになる。そこにピンチもチャンスもある。
「チーズはどこへ消えた?」に出てくるチーズを探し旅に出るネズミを例に、経営に置き換え考えると、今当たり前にいるお客様や今当たり前にある仕事が突然なくなる。
今までの仕事の仕方や今までの働き方ではAIの発達により劇的に変化する。
AIの発達により無くなる業種、残る業種はなにか?自社は無くなる業種に含まれているのか?残る業種に含まれているのか?今後の生き残りをかけてイノベーションし続けなければならない!
売り方、買い方、働き方、それらが変化する時、必ず新たなチャンスが訪れる。
顧客を知る為の考え方のヒント
ヒント1:CSV=共通価値の創造
社会課題の解決
経済・環境・社会のトリプルボトムライン
ヒント2:顧客インサイト
インサイトを探るヒントはn=1
顧客の真の欲求にたどり着くためには顧客の近くに行き、観察し、自分事にする事でより深くその顧客を知る努力をしなければならない。
ヒント3:デザイン思考
デザイン・シンキングは「1を0にして、再び1にする活動」
大切なのは手法ではなく習慣
顧客の課題に目を向け、常に新しい手法にチャレンジするマインドこそがイノベーションの源泉にになる。
2023年までに、90%の企業がデジタルネイティブなIT環境を構築する。
潮流1:データ・ドリブン
経営、マーケティング、顧客行動などを数値定量化し、そのデータを元に意思決定を行う経営スタイル。
潮流2:D2C(ダイレクトtoコンシューマー)ビジネスの躍進
従来のメーカー直販や中抜きとは全く違う、独自の世界観とテックアプローチを基本とした戦略でエクスポネンシャルな成長を遂げるデジタルネイティブメーカー。
潮流3:サブスクリプション
商品サービスを購入するのではなく利用する権利を定期的に購入するモデル。
潮流4:カスターサクセス
カスタマーサポートとは全く違う。サブスクの発達と共に生まれた概念。
これまでの受け身の関りから持続的に支援する事で顧客の成功を実現するビジネスプロセス。
潮流5:OMO(Online Merges With Offline)
オンラインビジネスは今後10年から20年で消え、代わりにテクノロジーを駆使してオンラインとオフラインを融合したニューリテールが台頭する。
これからのビジネスはデジタルネイティブ企業が牽引する時代になる。それに伴い、採用、集客、アフターフォローなど様々な業務が新たな形に置き換わる。
リーマンショックの時に同じ規模、業績だった企業が10年たって成長した、または成長出来なかった企業を分類したグラフですが、双方を分析した結果、成長企業は強固な防衛と攻めを平行して行い、出費を抑制しながらも成長の為の投資を行っていた。
では何に時間とお金を投資すればよいのか?高畑講師が実際に経験し、実行した5つのDX。
①変化のきっかけはいつも「ピンチ」
②「コスト削減」の為のIT活用
③ITによる「付加価値創り」
④ITを取り込んだ「組織変革」
⑤DXによる「経営変革」
一つ言えることは、「事前の一策、事後の百策に勝る」
未来を変えたいなら今、変わろう!
中小企業は大半は出来ない理由を考えて行動していないのが現実です。
我々中小企業に出来ないわけがない。
結局You!ふさわしい自分になればいい!
壁を乗り越える為には、壁を乗り越える方法を学び、それを実行できる実力を身につける、すなわち成長するという事。
成長するという事は、昨日出来なかった事が今日できるようになる事、今日できない事が明日できるようになる事。
経営者が学ぶたった一つの理由は「より良い意思決定をするため。」
最後に高畑講師の好きな言葉をご紹介頂き、ご講演が終了致しました。
阪井会員
色々な事業を立ち上げる中で、商品のSORNがいけると思ったのはどのタイミングであったのか?
高畑講師
いけると思ったことは一度もない。危機感の塊です。今まで多くの失敗を繰り返してきました。
失敗を恐れずチャレンジし続ける事が大切だと思います。
松田副会長の謝辞を終えて例会終了となりました。
今回ご講演頂きました高畑欽哉講師本当に貴重なご講演をありがとうございました。
また今回の例会をご担当頂きました戦略委員会今井委員長をはじめ、戦略委員会の皆様有難うございました。
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